大工のこと
芋つぼ
台所の床下に“芋つぼ”と呼ばれる床下収納があります。
籾殻を入れてさつまいもなどを保管する場所です。
この集落で今でも芋つぼがあるお家はどこも「おくど」の前にあります。
おくどの熱で温められるので保管に向いているそうです。
このお家も芋つぼあるのですが、長年使用していないため
積んである石積みと赤土が崩れています。
台所の屋根の改修が終わったので、今度は床です。
まずはこの芋つぼの再生から。
内部の様子。
赤土と石が良いとかレンガが良いとかいろんな意見もありましたが、
結果、今回は積んである石の内側をコンクリートで囲うことにしました。
昔の芋つぼは底が丸みを帯びているんですが、コンクリートの型枠を設置するため
垂直に掘り込んでいきます。
セメント5袋・砂10袋・砂利15袋の合計30袋を大きめの舟(セメントを練る入れ物みたいなもの)で
10回ねりねりと練ってました。
旦那ですが・・・だんだん表情も暗くなり「もうあかん・・・」とか
「しまったなぁ~」とかぼやきながら作業してました。
想像以上の量だったらしく、コンクリ発注すればよかった・・・と
なんとか終わってコンクリートを流しこみ、一週間養生します。
次は囲炉裏!
0 コメント